コーヒー3杯

紙の日記が苦手だから。

日本

10月から12月に観た映画を一気に振り返る

何かもうブログとか書くテンションではないんだけどね。映画録と読書録だけは残しときたい。業ですかね。性ですかね。 カッコ内は観た日付です。 ------------------ パーマネント野ばら(10/18) 西原のマンガを映像化した作品て私的につ…

楽園のカンヴァス | 原田マハ(新潮社)

面白い小説ってはじめの数ページでわかるもんで、この小説ももう最初から面白い予感がひしひしとあって、時間を見つけて一気に読んだ。 楽園のカンヴァス作者: 原田マハ出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/01メディア: ハードカバー購入: 2人 クリック: 60…

熊の敷石 | 堀江敏幸(新潮社)

この一冊は何度か読んでるけど、いつも内容を忘れちゃう。思い出すために何度も手に取って、また忘れることの繰り返し。芥川賞をとった表題作はじめ、収められている三篇は実は私にはピンと来てない。それでも手放さないのは、堀江敏幸の作品だからかな。彼…

アヒルと鴨のコインロッカー | 伊坂幸太郎(創元推理文庫)

映画になったのは覚えてる。映画は結構話題になって、原作があるのを知ったのは少し後だった。アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2006/12/21メディア: 文庫購入: 25人 クリック: 310回この商品…

こうばしい日々 | 江國香織(新潮文庫)

本当に久しぶりにこの本を手に取った。再読するのは多分6、7年ぶりくらい。三度目。 こうばしい日々 (新潮文庫)作者: 江國香織出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1995/05/30メディア: 文庫 クリック: 10回この商品を含むブログ (35件) を見る 初めて読んだ高校…

フルタイムライフ | 柴崎友香(河出文庫)

新入社員の10か月を淡々と描いた小説。 読み始めたときは、「あっやばい、つまらないかも」って思いがさりげなく頭をよぎったんだけど、読み進めてみればさすが柴崎友香、終盤は本の中に吸い込まれるようにして読んだ。 フルタイムライフ (河出文庫)作者: 柴…

本格小説 | 水村美苗(新潮社)

「嵐が丘」を読み終わってから、何としても「本格小説」を再読せねば、と思っていた。 数年ぶりに読み返したのだけれど、この本を読むと必ずこの小説の世界に引きずりこまれてしまって、読み終わってしばらくは放心状態になる。もう何度も読んでるのに読むた…

認知症ドキュメンタリー

認知症の方々とその家族を扱ったドキュメンタリー映画が日本各地で巡回される模様。 認知症、ありのまま上映 映画3本、各地で公開 | 朝日新聞デジタル(2015/11/04) 記事を読んで、家族の苦闘が垣間見えて、朝から少し泣きそうになった。 うちの親だって可能…

きょうのできごと | 柴崎友香(河出文庫)

何でもない会話が連なって、そのときの空気や雰囲気がそのまま漂う。自分はそこにいないんだけど、不思議な同時性を体験できる小説。 大学卒業直後に読んでたらどうだったかなーと思いながら読み進めた。 時間が経ってから、当時の立ち位置や関係性を正確に…

夏子の冒険 | 三島由紀夫(角川文庫)

初・三島由紀夫。 夏子の冒険 (角川文庫 緑 212-6)作者: 三島由紀夫出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1960/04/10メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (9件) を見る 熊を追いかける男と女。彼らを取り巻く家族やら友人やら。 設定自体はシンプ…

和菓子のアン | 坂木司(光文社文庫)

いまの私は…、いまの私は…、餡子に飢えている。 この表紙にそそられて、サクサクと読んでしまった。 和菓子のアン (光文社文庫)作者: 坂木司出版社/メーカー: 光文社発売日: 2012/10/11メディア: 文庫 クリック: 12回この商品を含むブログ (46件) を見る ジ…

明日泣く | 色川武大(講談社文庫)

全体的に切なさと一緒に爽やかな明るさがあって、ああ昭和だなと思う。 昭和の終わりころのバブル崩壊前後の小説やドラマとかって、妙な明るさがあっていいなとよく思う。 追い込まれたひっ迫感がない。完全終了の残酷さもない。 明日泣く (講談社文庫)作者:…

光と音失った女子大生の記録

以前TBSのドキュメンタリーを見てから気になっていた、聴覚と視覚を失った女性の近況が朝日新聞に載っていた。 本を出したようだ。 手のひらから広がる未来 ヘレン・ケラーになった女子大生作者: 荒美有紀出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2015/03/26メ…

新版 放浪記 | 林芙美子(kindle)

林芙美子の「放浪記」、なかなか手に取らずに来たけれど、やっと手に取るや、はじめの1ページ目からグイグイと引き込まれ、一気に読んだ。 その日の金勘定もままならないほどに困窮した生活の中、食べ物と金を求めて、次々に職を変え、住処を変える芙美子。 …

ちびまる子ちゃん | さくらももこ(集英社)

何年ぶりか覚えてないくらい、久しぶりに「ちびまる子ちゃん」を読んだ。 ちびまる子ちゃん (1) (りぼんマスコットコミックス (413))作者: さくらももこ出版社/メーカー: 集英社発売日: 1987/07メディア: コミック クリック: 34回この商品を含むブログ (70件…

グッド・バイ | 太宰治(Kindle)

iPadに「kindle」アプリをインストールした。 何も読む予定はなくて、単純な「Kindle」への興味本位で。 でも、インストールした後に読むデータを何も購入していないことに気付いた。あわてて無料本を検索して、太宰治の「グッド・バイ」をダウンロードして…

かもめ食堂 | 群ようこ(幻冬舎文庫)

映画作品の「かもめ食堂」は、公開当時に恵比寿ガーデンシネマまで観に行った。 当時、私23歳。社会人としてスタートを切ったばかり。 映画を観終えると悶々としてしまい、すぐに家に帰った記憶がある。 中年女性が異国で浮遊している姿に実はほとんど共感…

こんな夜更けにバナナかよ | 渡辺一史(文春文庫)

あゆみBOOKSの文庫本売り場の目立つところに、高く積まれてPOPまで立ててあったこの本。 タイトルに惹かれて何となく手に取り、面白くて一気に読み終えた。 筋ジス患者の鹿野靖明氏を巡る「ボランティアたち」を追ったドキュメンタリー。 鹿野氏を主体として…

そして父になる(2013年/日本)

MM横浜で「謝罪の王様」を観ようと思ったら、まさかの満席。 仕方がないので、「そして父になる」を観た。 しっとり暗いのか、と思いきや意外とそうでもなく。今の空気を切り取ったようなドライな印象。 福山雅治と尾野真千子演じる夫婦。 夫は大手建築会…

風立ちぬ(2013年/日本)

「風立ちぬ」を109シネマズMM横浜で見てきた。(MM横浜サイト、フラットデザインになってる!) 客席は7割5分埋まってたかな。 「千と千尋」「ハウルの動く城」「崖の上のポニョ」とここ最近は絵柄がだいぶ変わった印象だったけど、最後の作品にして原点…

喜屋武エレンは「ホテル・ハイビスカス」の美恵子か!!

今年一番のヒットドラマ「あまちゃん」。 私の中で朝ドラ最大ヒットの「カーネーション」を超え、すっかり私も「あまちゃん」の虜です。 東京編に突入してしばらく経つけど、ずっとGMTの子たちが誰なのか気になってて、調べてびっくりした。 演技が抜群にう…

終生ヒトのオスは飼わず | 米原万里(文春文庫)

この人の著作をこの2~3か月余りで、バババババと読んだのだけれど、この作品は80年代90年代のエッセイと違い、死後刊行された本なので、ほかのエッセイ群と趣が少し異なる。 終生ヒトのオスは飼わず (文春文庫)作者: 米原万里出版社/メーカー: 文藝春秋発売…

祭りの場・ギヤマン ビードロ | 林京子(講談社文芸文庫)

自分にとって原爆と言えば広島が圧倒的で、長崎のイメージがほとんどないのだけれど、昔の新聞記事で何となく覚えていた名前の作家の作品を手に取って、読み始めると夢中になったのだった。 祭りの場・ギヤマン ビードロ (講談社文芸文庫)作者: 林京子,川西…

自由戀愛(2005年/日本)

大正時代はハイカラさんとか、女学生のイメージ。 女性の自立がテーマとなり得た時代だからこそ、女学生がシンボルになって刷り込まれてるのかな。 でも、21世紀に入っても日本の女はまだ闘っているよ…。 お嬢様育ちで恵まれた世界にいる明子と、苦しい境遇…

ひみつの花園(1997年/日本)

1997年に公開されたこの作品。 私は山形のイチ中学生だったので、劇場ではなく、WOWOWの放送を待って観た。 そのとき録画したビデオは何度観たか知れない。 100回は観ていなくても、50回以上は観たと思う。 ビデオデッキを捨ててしまったので、この作品を5年…

米原万里の「愛の法則」 | 米原万里(集英社新書)

「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」を読了後、さっそくこの本を手に取る。 彼女の講演をまとめたもの。 話し言葉の彼女を感じたくて、一気に読んだ。 米原万里の「愛の法則」 (集英社新書 406F)作者: 米原万里出版社/メーカー: 集英社発売日: 2007/08/17メデ…

嘘つきアーニャの真っ赤な真実 | 米原万里(角川書店)

米原万里、という人をはじめて知ったのは、数年前の彼女の訃報によって。 長い間手に取らず来てしまった本をようやく。 いろんな人に長年語り継がれるだけあって、いやー面白かった!! 嘘つきアーニャの真っ赤な真実作者: 米原万里出版社/メーカー: KADOKAW…

桐島、部活やめるってよ(2012年/日本)

神木くんが出てなかったら、手に取らなかったな。 でも観てみたら、神木くん、どうでも良くなっちゃったな。 この作品、主役は神木君じゃないね。 桐島くんという男の子が部活をやめた、ただそれだけのことをキーに、男子同士のじゃれ合いや、女子同士のなれ…

おおかみこどもの雨と雪(2012年/日本)

細田守監督の「時をかける少女」は観たことがあるんだけど、実はそれほどのインパクトを私は持たなくて。 「サマーウォーズ」をスキップしてるので、彼の作品を観るのは「時をかける少女」に次いで2作品目です。 おおかみこどもの雨と雪(本編1枚+特典ディス…

トイレット(2010年/日本 )

荻上直子監督の作品を観るのは何作目かと数えてみたらば、「バーバー吉野」「かもめ食堂」に続き、3作品目。 作品の中に漂う空気感は変わらないけど、作風がどんどん洗練されていきますね。 兄弟は、もたいまさこ演じるバーチャンを「バーチャン」と呼ぶ。こ…

男はつらいよ(1969年/日本)

「男はつらいよ」をはじめて観て、誰もが知ってる「寅さん」をはじめて体感した。 序盤、寅さんの田舎者丸出しのインチキ臭い、すさまじい低俗さ・図々しさに目を覆いたくなる。 でも次第に、愛嬌のある笑顔と暑苦しいまでの人情臭さ、豪快さと裏腹な小心物…

おっぱいバレー(2009年/日本)

少年たちは、勝利よりもおっぱいが見たかった。 中学生(男子)はいつの世もまっすぐで、すけべで、あほだ。 おっぱいバレー [Blu-ray]出版社/メーカー: VAP,INC(VAP)(D)発売日: 2009/10/21メディア: Blu-ray クリック: 162回この商品を含むブログ (4件) を…

天然コケッコー(2007年/日本)

事から帰ってきても眠れない。 HDDに撮ったままだったこの作品を何となく観始めて、結局最後まで見てしまった。 中学生時代に戻りたいなんて二度と思わないけど、中学生のきらきらに圧倒されてしまった。 声が低くてぼそぼそ喋る夏帆が好演。 顔は可愛くても…

Shall we ダンス?(1996年/日本)

本家をBSプレミアムでやっていた。 アメリカ版と少々雰囲気が違う。 共感度で言えば断然こちらに軍配が上がる。 1995年作品なので出演者のファッションやら見た目が多少古臭いものの、ストーリーには全然違和感なし。 わざとらしくなく、でもほんの少しのフ…

グーグーだって猫である(2008年/日本)

吉祥寺と猫の映画。 漂う映画ね。 原作マンガを読んでいないから何とも言えないけど、久しぶりに90分み終わって「なんだったんだー!」と叫びたくなる作品だった。 グーグーだって猫である Blu-ray スペシャル・エディション出版社/メーカー: TCエンタテイン…

異人たちとの夏(1988年/日本)

7月に録画していた作品。1988年作品。 いやに舞台じみたセリフ回しが気になる脚本。 それをさらりと演じ(ているように見え)る永島敏行や秋吉久美子、名取裕子と比べると、セリフの勢いに忠実に演じている風間杜夫が浮いている。 80年代の風景がところどこ…

トウキョウソナタ (2008年/日本)

豪華絢爛なキャストだったけど、ストーリーはよく理解できなかった。 東京を舞台にした、まるでスペーシーな異次元の話だったような。 夫に意見することなく、子供にもただ寄り添う、家庭ではあくまで受け身でいる母親に私は違和感。 共感はできなくても、父…