コーヒー3杯

紙の日記が苦手だから。

焼肉ドラゴン

今日は映画1000円デー。
シアターN渋谷に「アンダーグランド」を見に行こうとしていたんだけど、夕方からの予定がつまってしまって諦める。

代わりにお家でしばーらく前にNHK-hiで録画していた「焼肉ドラゴン」をやっと見た。
今年の初めあたりに、やはり新国立劇場で再演していたけれど、テレビのは2008年初演版。
見たい見たいと思っていながら、随分前に録画していながら、やっと今日見た。

大体のストーリーは前情報で知っていたものの、人が群がる舞台の迫力はテレビでもよくわかった。
実舞台上はどれほどのものだったんだろう。

各役者さん、どの方たちも素晴らしかったのだけど、とくに素晴らしかったのは焼肉ドラゴンを支えるお父さん、お母さん。
お母さん役の高秀喜さんは、画面で見てても「若いよなー」と思ってたんだけど、初演当時はまだ30〜31歳?だったようで。
あの若さで肝っ玉母さんを演じて、母としての厳しさや悲哀も感じさせる演技は本当にすごい。
ああいう役者さんを「性格役者」というのかしら?日本にはああいう女優さんがなかなかいないな。

最後の桜吹雪の中、お父さんの引くリヤカーの荷台にどしんと座るお母さん。
一瞬の幸福を感じた瞬間だった。
いい舞台を、見た。(テレビでね)

長女役を演じた粟田麗さんは、私にとって久しぶりの女優さん。
(読み方間違えて「くりたれい」さんと思ってました…)
初めて見たのは、市川準監督の「東京兄妹」でありました。
忘れもしません。東京下町の兄に三つ指つく妹。

東京兄妹 [VHS]

東京兄妹 [VHS]

DVDになってないのかな?

あと、二女役の占部房子さんもCMか何かでお目にかかったことあると思うな。
悲しく声張り上げてる場面がわりと多かったと思うんだけど、よかった。