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コーヒー3杯

紙の日記が苦手だから。

アムステルダム | イアンマキューアン(新潮クレストブックス)

中年男二人。濃密な友情の行きつく先は。

アムステルダム 新潮クレストブックス

アムステルダム 新潮クレストブックス

1999年の小説。 名前は知っていたけど手に取ることなく時間が過ぎてしまった。

キーとなるモリーという女性が、物語開始時にすでに死んでいる設定がユニーク。(モリーの葬式から小説が始まる!)
実際はモリーを取り巻いた男たちの話。
モリーが亡くなったことで、男たちの関係が均衡を欠き、彼らは転落してゆく。
はじめはいまいちだったけど、途中から俄然面白くなった。
10年以上前に書かれた小説のため、時代背景が懐かしい。

  • オリンピックはまだアトランタでの開催前(1996年夏前の設定?)。
  • 携帯はなく、コミュニケーションの手段は家電話に手紙(!)。
  • オランダの安楽死も、当時はセンセーショナルだった(安楽死議論は今いづこ?)。


小品だけど、良い小説だった。