コーヒー3杯

紙の日記が苦手だから。

ノッティングヒルの恋人(1999年/アメリカ・イギリス)

有名なこの作品をやっと観た。
90年代版「ローマの休日」・・・なるほどね。

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スタート地点から、何となく映画に乗り遅れた。アナがウィリアムの書店で本を購入するところまではいいんだけど、ウィリアムがなぜアナに恋をしたのか、がわからなかった。
おかげで、その後の顛末がどうもしっくりこない。

アナがあまり魅力的なキャラクターじゃなかったのも、少し残念だった。ジュリア・ロバーツの魅力って快活さ、聡明さだと思うんだけど、それが感じられなかった。何でウィリアムは恋したの?

逆にウィリアムは、自分が観てきたヒュー・グラントの役の中では一番いい役。冴えなくても、誠実で優しくてカッコよかった。

この映画を彩ってるのは実は主役二人じゃなくて、むしろウィリアムの妹や友人たちだと思う。
それぞれが切ないエピソードをぎゅっと抱きしめて、明るく生きてる姿にぐっとくる。
特にベラ。車いすの彼女と、料理が下手だけど優しい旦那さんとのやり取りがすごくいい。
終盤、ウィリアムの恋を成就させるために、みんなが団結して車を飛ばすシーンは最高。
友情っていいな、って純粋に思える場面。

ウィリアムの暮らしてる家がカッコよくていいな。
1フロアの面積はそんなに広くないんだけど、階数があるし、玄関すぐに台所あるし、ダイニングテーブルも素敵だったし。
私も、部屋に絵かざろうかな。

ノッティングヒルの恋人
1999年/アメリカ・イギリス
原題:Notting Hill
監督:ロジャー・ミッシェル
脚本:リチャード・カーティス
出演:ヒュー・グラントジュリア・ロバーツリス・エヴァンス