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コーヒー3杯

紙の日記が苦手だから。

おおかみこどもの雨と雪(2012年/日本)

細田守監督の「時をかける少女」は観たことがあるんだけど、実はそれほどのインパクトを私は持たなくて。
サマーウォーズ」をスキップしてるので、彼の作品を観るのは「時をかける少女」に次いで2作品目です。

おおかみこどもの雨と雪(本編1枚+特典ディスクDVD1枚)

おおかみこどもの雨と雪(本編1枚+特典ディスクDVD1枚)

この作品の主人公は花。
彼女が恋に落ちて、雪が中学に進学するまでのおよそ13年間を描いている。

13年間を見事に描き切り、映画が終われば、雪や雨、花たちとともに人生を駆け巡ったような感覚になる。
細かく丁寧に描かれた沢山のエピソードが沢山の思い出となって、観てる側にも共有されることが、この感覚の背景にはあると思う。

畳み込まれるようなエピソードの数々は、そこも話に盛り込むのか、という衝撃があった。
序盤、彼女が恋に落ちて、子供を産むまでの過程が丁寧に描かれるけれど、まずそこに驚き、夜泣きする子供が近所に疎まれ、田舎へたどり着いた後の近隣住民と交流、こどもたちの進学・・・と話がつながっていく展開には、ぐうの音も出なかった。
色んな話が2時間に詰まっているから、一言では語れない。

私が一番印象に残ったのは、小学校高学年になった雪かな。
おおかみにんげんを一生懸命封印して、にんげんとして生きようとする雪。
雪と雨がおおかみを廻り意見衝突して大ゲンカする場面、今まで圧倒的に強かった雪が雨に負けた場面、お風呂場で泣いている雪が歯痒かった。
雪のこれからの人生に幸あれ。
そしておおかみを選んだ雨の人生にも。

おおかみこどもの雨と雪
2012年/日本
監督:細田守
キャスト:宮崎あおい大沢たかお