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コーヒー3杯

紙の日記が苦手だから。

風と共に去りぬ(1939年/アメリカ)

誰もが知る不朽の名作。この映画のスケールの大きさは現在の映画作品に見劣りしない。
語られるストーリーの壮大さ、そしてスカーレットのとんでもない個性に圧倒された。
4時間は長くない。

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物語も何も知らず、この作品を観る前は、スカーレットは利発で聡明な女性なのだと思っていた。
映画がはじまって早々にそれが私の勘違いだとわかるのだが、この女性がいつか素敵なレディになるのかなと思いきや、彼女は最後の最後まで変わらない。
自己中心的、傲慢、エゴイスティックで計算高く、なりふり構わず自分の気持ちに一番疎いから性質が悪い。
比べる対象として浅はかかも知れないけど、わがままな主役って「ふしぎの海のナディア」のナディアくらいしか思い浮かばない。当然ながら、スカーレットはさらにその上を行く。3番目の夫レットにも、その振る舞いは止められない。

しかし一方で、南北戦争で戦況が佳境を迎え、いよいよ敗北の色が濃厚になってきたときのスカーレットの強さは眩しかった。
困難が次々と襲いかかる中、眉間に皺を寄せて立ち向かっていく、スカーレットの凛々しい顔。
「誰も飢えさせない」と誓った通り、彼女は手段を選ばず、土地と家族・身内を守った。
実は私が一番面白かったのはこのあたりの展開で、彼女がしていく選択にすごく興味をそそられた。
このときスカーレットを奮い立たせていたのは何なんだろう。
メラニーが持つ慈悲とは全然違う。負けん気の強さから来る、正義感だったんだろうか。
いやしかし、この人に正義感なんてあるんだろうか。

北軍の兵士を殺した後の後始末を終えた後にスカーレットがつぶやくセリフが印象的。

今は何も考えたくない。明日考えましょう。


物語の最後、レットが去った後も似たような言葉を彼女は口にする。
不幸が訪れても、どこかするっと抜けていく不思議な図太さを感じる理由が垣間見えたような一言。
不幸に囚われひれ伏すような女じゃない。最後まで観ても、このスカーレットという女が掴めない。
とにかくすごい女。私は、彼女を嫌いじゃない。

スカーレットを一番理解してたのは、メイドのマミーだったってことだけはわかる。
レットも大変な理解者だったのに、スカーレットの強烈な妄信癖を治せなかったことが敗因か。
スカーレットを演じたヴィヴィアン・リーも強烈な個性の持ち主だったそうで・・・。

きっと私は、この作品を繰り返し観る。
南北戦争や、当時の南部・北部の社会事情、奴隷制とかわからないことは沢山ある。
次は少し予習をして臨みたい。

風と共に去りぬ [Blu-ray]

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風と共に去りぬ
1939年/アメリカ
原題:Gone with the Wind
監督:ヴィクター・フレミング
出演:ヴィヴィアン・リークラーク・ゲーブル、レスリー・ハワード、オリヴィア・デ・ハヴィランド