おばあが逝ってしまった
とうとうおばあが逝ってしまった。
「おばぁ」の愛称で親しまれた沖縄芝居を代表する俳優で、テレビや映画でも活躍した平良とみ(たいら・とみ)さんが6日未明、死去した。87歳だった。
-----中略-----
同年、中江裕司監督が沖縄を舞台に、二つの世代の愛を描いた映画「ナビィの恋」に出演し、知名度を沖縄の外へと広げた。2001年にはNHKの朝の連続テレビ小説「ちゅらさん」でヒロインの祖母役に。小柄ながら強い存在感を放ち、「おばぁ」の呼び名で全国的な人気を集めた。
平良とみさん死去 「ちゅらさん」おばぁ役 | 朝日デジタル(2015年12月06日)
最近お目にかかってなかったけど、沖縄で元気に芝居をされていたんだろうか。
私にとっての平良とみは「ちゅらさん」のおばあではなく、圧倒的に「ナビイの恋」のおばあだった。純粋に恋をして、愛に燃えたおばあだった。
高校一年生のとき、テアトル新宿で1月のある日の平日にこの作品を見た。サラリーマンや主婦とかに囲まれて少し隙間も目立ったけど、みんなでクスクス笑いながら見た。
「ナビイの恋」はてっきり西田尚美が主役だとばっかり思ってたのに、作品を見るにつれ、実はナビイおばあが主役だって気づいた瞬間の衝撃は、いまだに鮮烈に覚えているよ。生きる道は女も自分で決めなきゃな、ってその時強く思って、それは今も続いてる。
ナビイの旦那役だった登川誠二おじいが逝ったのは2013年3月。淋しいなあ。
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