極寒のサンクトペテルブルク 4日目(2016.01.09)
市場に行きたかったけど
蚤の市とか行きたかったけど、真冬の今は盛り下がっている時期なので断念。
なのでセンナヤ市場に足を向けた。M2線「сенная площадь(センナヤ・プロシャージ)」駅を降りてすぐ歩いた所にある。M4線「садовая(サドバヤ)」駅で降りても良い。
安い商品はここで見つかるというから、アメ横みたいな感じかなーと思ったら、今現在私が暮らしてる国の市場そのものだった。
日本からサンクトペテルブルクに来る旅行だったら目新しかったろうけど、今の私には既視感。てか、わざわざここで見なくてもいいな、と思ったから、足早に後にした。ちなみにこの日、このセンナヤ市場の路面は殺人的なレベルで凍結してて、それも見る気が失せた理由の一つ。
モチモチふわふわのドーナツ
センナヤ市場からネフスキー大通りまで、テクテク歩いて向かう。
途中お腹が空いてきて、ネフスキー大通り沿いにあるデパート「Большой Гостиный Двор」1階にあるドーナツ屋さんへ入った。
揚げたてで、見るからにフワフワモチモチ。粉砂糖もたっぷりかけてくれるけど、そんなに甘すぎなくて丁度いい。
ドーナツ一個いくらだったかな?確か10~15ルーブル(当時15円~25円)だったような。
日本の感覚からすると少し油は多い。でもドーナツの美味しさの方が上回るから気にならない。
現地の人たちは5個とか6個とかの分量を一気に食べてた。私にはそれは無理。
お昼はグルジア料理を
ブラブラ街を歩きながら、血の上の救世主教会そばにあったグルジア料理屋さんに入った。
頼んだのはハチャプリとハルチョー。
ハルチョーはムチャクチャ美味しかった。食べるたびに思うけど、日本人が好きな味だよねこれ。
一方、ハチャプリは2~3人用の特大サイズが来てしまい、図らずもお持ち帰り。美味しかったけどね。
夜はマリインスキー劇場で「ジゼル」
お昼食べて少しゲストハウスでゆっくりした後は、マリインスキー劇場へ「ジゼル」を見に行く。人生初のバレエ。
昼に降りたM2線「сенная площадь(センナヤ・プロシャージ)」駅から劇場に歩いて向かう。
夜はまた全然違う顔。
駅からマリインスキー劇場までは徒歩15分~20分くらい。私と同じように劇場に歩いて向かう人たちがいたから、迷わずにその人たちの背中を追って歩いた。
マリインスキー劇場の正面写真を撮り忘れたことを今さら後悔。ライトアップされてて綺麗だったんだけど、寒さに勝てなかった。
劇場に着いて場内に入ると、スタッフの人が席に案内してくれた。
私の席は2階の左側のボックス席(というの?)。
小さな小部屋に椅子がぎっちり縦に3列、横に10列くらい並ぶ席。ロシア人たちは体が大きいから、満席になった瞬間に物凄くギュウギュウ。
みんな席に着くなり記念撮影してて、ロシア人にとってもここに来ることはお上り感覚なのかなーって思った。
人生初のバレエ「ジゼル」は悲劇だったけど、楽しく鑑賞した。そーかそーかこんな感じか、という位で。機会があったら、もっと別の演目も観てみようかな。
終演が21時半くらいで、帰りも劇場から「сенная площадь(センナヤ・プロシャージ)」駅まで徒歩で帰った。久しぶりの夜散歩。空気は果てしなく冷たいんだけど、街灯が少し灯る夜の道をを一人黙々と身体を固くして歩くのは案外いいもんだった。バレエの記憶よりも、劇場から駅まで戻るときの記憶の方が鮮明で、不思議と気持ちが開けていく瞬間があった。
私のロシア旅最後の夜はこれで終わった。