コーヒー3杯

紙の日記が苦手だから。

極寒のサンクトペテルブルク 総括

少し予想だにしない出来事があったり、想像以上に寒くてたまらなかったり、思い返せばいろいろなことがあったサンクトペテルブルク旅行だったけれど、それでもやっぱり楽しかった。それに尽きる。

自分の選んだ季節は真冬ど真ん中だったけど、結果的には正解だったと思う。次回もまた冬に訪れたい。
真冬に行く観光客はそれほど多くないだろうから、少しここにメモ的に残したい。

真冬に行くメリット

  • 観光客が少ない
    観光客が少ないは本当にいい。夏は各美術館や教会とか観光客でゴッタ返すっていうけど、今回の旅はそういうのが全く持って無かった。ありがたい。
  • ザ・王道の冬のロシアを味わえる醍醐味
    あと、やっぱりロシアは冬でしょ!って感じで、凍る河、凍てつく大地に凍てつく空気を体感できたことと、ちょうど時期もヨールカ(ロシア正教クリスマス)と重なってロシア独自の文化も垣間見れたことは、とてもいい経験だったと思う。

真冬に行くデメリット

  • やっぱり半端なく寒い
    私は寒いのが結構得意なんだけど、それでも寒い!室内は概ね暖かいと言われていて、実際カフェとかホテル内は暖かいんだけど(というか暑い)、だだっ広い美術館とかコンサート会場とかは結構肌寒く感じた。あと夜ね、日がとっぷり落ちて、少し道路が凍てつき始めたときの街歩きは結構厳しい。お腹に力入れて、グイグイと歩かないと寒さに負けそうだった。
  • 日がビックリするくらい短いので太陽好きには厳しい
    朝は9時半くらいに日が昇り、夕方は16時には日が暮れはじめる時期だったから、明るい時間が少ないのはネックかな。日が上ったり下りたりするときの空の色味とか幻想的だし、暗くなったら暗くなったでイルミネーションがあるから、全然私は楽しめたけれども。
  • 観光オフシーズンなので、実は各所修復シーズン
    参ったのが、建造物の修復シーズンだったこと。見たかった教会が頭からすっぽり布をかぶった姿で立っていた時は悲しかった。超有名所はそんなことなかったけれど。

極寒ロシアに挑むための装備

とりあえず、この三点があれば乗り切れるはず。

  • ロングコート必須(できればダウン)
    羽織るもの系は長さと厚みが大事。特に丈は腰が隠れるタイプでないと厳しい。インナーは意外と日本と変わらないモノでも平気だと思う。
  • 帽子
    手は意外と手袋なしでも平気だったんだけど、頭はどうにもこうにも。帽子をかぶらないと、頭皮の毛穴の奥深くまで寒気がしみこんでくる感じでキンキンに冷える。とにかく頭皮を隠せるモノであれば何でもよい。街歩きの時は無防備にさらけ出してる顔がとにかく痛かった。耳当てはあればいいんだろうけど、別になくても。
  • ホッカイロ
    ロシアは室内暖かいし、外も大概がつがつ歩くのであれば体は自然と暖まってくる。では、いつが一番寒いのかというと、屋外で動いていないとき(行列待ちや屋外見学中の時)。このフェーズは皮膚感覚が失われるほど体が凍るので、ホッカイロ必須。貼るタイプが吉。背中に二枚とかね。

メリットよりデメリットの方が多くなっちゃったけど、ま、いいか!
ロシアはビザ取りとか面倒くさいけど、一度訪れてみても損はなし!

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マトリョーシカもかわいいしさ!