コーヒー3杯

紙の日記が苦手だから。

グッド・ワイフ シーズン7

先週やっとグッド・ワイフを完走した。半年かかった。
シーズン7にもなると、アリシアのロマンスと事務所の内紛はもう完全にテンプレ化。
ダイアンやケイリ―が活躍する場面はぐっと減って、ウィルもカリンダもいない。
アリシアは強さよりも狡猾さの方が目に余るようになった。
そんな状況に辟易しながらも、最後まで見続けられたのは一定の質を落とさない脚本と構成の力による。

最後はこの長い物語のスタートさせた張本人ピーターの新たな疑惑によって、みんなが疑心暗鬼に陥り、これまで築き上げてきたアリシアの人間関係が連鎖的に崩れていくのが見事だった。ピーターのスキャンダルによってこれまでの生活を失う一方、結果的に弁護士として華やかなキャリアを手に入れたアリシアだったけれど、最後にはピーターによってまた全てを失う。大いなる皮肉だけれど、すべてが±0となって、見てるこちらとしてはホッとした。
ピーターだけでなく、アリシアの無意識な欲の強さに、だいぶ前から私はついて行けてなかった。
シーズン1からずっと出世欲の強かったケイリ―が、最後には弁護士のキャリアを捨てた。彼女とは対照的な道を選んだ彼に、私はむしろ共感する。


長い長い物語が終わったけれど、Amazonで本作のスピンオフ作品「グッド・ファイト」が配信されているので、そちらも見ねばなるまい。
私の大好きなダイアンが主役だし。シーズン7で大好きだったルッカもいるし。