映画魂
2022年はあっという間であった。それでも映画は見た。 遅まきながらのホン・サンス監督の発見があり、今年も引き続き観ていきたい。会話は取りとめもなく、展開は何もないように見えてスリリング。私が大好きな感じじゃないですか。 2022年の映画リスト。以…
ハルキが苦手で観るの先延ばしにしてたけど、さすがにもう観た方が良い気がして先週末に映画館へ。ひとことで言えば、本当に素晴らしかった。濱口作品の「ハッピー・アワー」と似た感動を覚えて、観終えて一週間たつ今も心はブルブルブル震えている。 前半は…
今年も記録しておく。昔のように1作品ごとの感想をブログに書かなくなったので、感想をまとめるプレッシャーからは解き放たれたけど、その反面、作品の内容を忘れやすくなった。何に心が震えたのか忘れることが増えた。メモすればいいのに、メモさえもう面…
3年前にEテレで林典子さんが取材した北朝鮮にわたった日本人妻のドキュメンタリーを放送していて、なんとなく見ていたのに、気が付けば画面に釘付けになったのを覚えてる。 彼女たちは日本社会から忘れられた存在となって久しいが、かの国で生き続けていて…
何となく中国の映画を見たくてアマプラでチョイスしたら、これアメリカ映画だったよ。 しかも製作はA24。 主演の女の子いいなーと思ったら、「オーシャンズ8」のあの娘か! 表情やしぐさもいいけど、ハスキーな声がいい。彼女が話すと心地いい。 ビリーの住…
見てきたよ。公開されるの心待ちにしてました。映画をこんな気持ちで見に行ったのは久しぶり。 (このポスターがお気に入り。アメリカ版ポスターはおばあちゃんのいない4人のがあるんだけどあれはひどくない??) アーカンソーに越してきた韓国人一家のお…
ちょうど『プロデューサー』と『最高の離婚』を見終えてチャ・テヒョン熱が高まってたんで。ちょうどNetflixにオススメされたんで。 日本公開は2003年なんだけど、「いつか見るもん……」と思いながら20年近くが経ってたよ。 正直はじめの1時間は…
もう2021年だしと思ったけど、人間の記憶ほど不確かなものはないのでやっぱり記録しておく。全体的に東アジアな2020年であった。 以下34本。(★は劇場にて鑑賞) パラサイト(2019/韓国)★ ラストエンペラー(1987/イタリア・中国・イギリス) 再会の食卓(2…
4/29 しなければいけないことはあるけど気分も乗らず、何となくiPhoneにどう森をインストールして、10年ぶりにどうぶつの森へ。 メインの活動がキャンプ場しかなくて、10年前とゲームの内容が結構変わったなーと思ってたら、スマホ版がキャンプバージョンな…
4/11 U-NEXTで「八月のクリスマス」を見る。1998年作品。 やさしさに包まれるような、良い作品だった。人との距離感が心地いい。 八月のクリスマス デジタル・ニューマスター版 スペシャル・コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]発売日: 2014/08/06メデ…
1976年に中国の唐山市を襲った大地震によって引き裂かれた家族の物語。 父は地震で亡くなり、姉ファン・ドンは手違いから別の家族に引き取られる。残された母と弟ファン・ダーの二人は地震後の唐山市で暮らす。 家族の在り方とはなんと難しく、歯がゆいのか…
かつての国内共戦のために、中国と台湾の間で生き別れになった家族の物語。 台湾で暮らしている元夫イェンションが上海で暮らす元妻ユィアーに40年ぶりに便りをよこし、会いたいという。けれどユィアーには現在の夫と子供たちがいる。 映画『再会の食卓』…
先日BSプレミアムでの放送があったので、久しぶりに本作品を見た。たぶん10年ぶりくらい。トータルで言えば、もう4,5回は見てるんだけど見るたびに違う感情が沸き上がる。 1993年公開作品なので撮影はたぶん1992年。まず飛び込んでくるのは、25年以上前の…
アカデミー賞を受賞した2013年から、ずっと積読ならぬ積観してた作品。 NHKでたまたま放送があったので、HDDに録画してそれを見た。 いまやAmazonPrimeやNetflixでも見られるんだけど、動機づけになるきっかけみたいなものがないと、なかなか見ない。 それで…
海外から帰ってきて再就職した2017年はやはり色々と大変な年で、本は読めない・映画もまともに観れない、そんなメンタルだった。 物語に触れてたのはテレビドラマだけ。どこにも行かず家事しながらダラダラと見れるドラマ偉大。ネトフリ最高。NHKも最高。 で…
何かもうブログとか書くテンションではないんだけどね。映画録と読書録だけは残しときたい。業ですかね。性ですかね。 カッコ内は観た日付です。 ------------------ パーマネント野ばら(10/18) 西原のマンガを映像化した作品て私的につ…
風の噂で存在は知ってた作品。友人の家で、友人のパソコンで観た。始まって数分で目はパソコンにくぎ付け。久しぶりに映画を観て、映画への飢餓感が一時的に満たされたことと、思いもよらない良作だったことが、思いのほか凄く自分を興奮させた。やっぱり人…
お酒を飲むと、どうして人は饒舌になるのか。べらべら喋ってることに自覚的で、自分でも心底うんざりしてるんだけど、赤い靴履いてしまったカーレンみたいに踊り狂うように喋ってしまうよ。そろそろ自重しないとね。 とか夜中に呟こうとしてたら、突然飛び込…
「ブリジット・ジョーンズの日記」の新作話はここ数年出てはいたけど、都市伝説だと思ってた。 気が付いたら撮影開始されてたし、今朝Twitterで新作キャストの画像(雑誌の表紙)も見つけて、ビックリ。「Bridget Jones IS BACK!」のテキストにやはり信じら…
今年見た映画はわずかに4本。これも忘れてしまうので簡単に記録しておく。 この4本は全て飛行機に乗った時に見た。日本に帰って早く映画が見たい…。 マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章 そもそも第一章を見てないので、ちょっと基本設定がわからなかった…
とうとうおばあが逝ってしまった。 「おばぁ」の愛称で親しまれた沖縄芝居を代表する俳優で、テレビや映画でも活躍した平良とみ(たいら・とみ)さんが6日未明、死去した。87歳だった。 -----中略----- 同年、中江裕司監督が沖縄を舞台に、二つの世代の愛…
(私の描くグッとムービー)玉村豊男さん「ギャルソン!」| 朝日新聞(2015年12月4日) まさかこの連載で「ギャルソン!」を取り上げる人がいるとは思わなかった。 でも久しぶりにこの作品名を聞いて、懐かしくなってまた見たくなった。 小粒だけどすごく気…
ヒュー・グラントの新作「Re:LIFE~リライフ~」が日本で公開されている模様。 ヒューの最近の姿を見ていなかったんだけど、正しく年をとっていて安心する。 昔の華奢で少したどたどしい感じは影をひそめた。 白髪が増え、顔の皮膚が垂れて、体にも丸みが増…
認知症の方々とその家族を扱ったドキュメンタリー映画が日本各地で巡回される模様。 認知症、ありのまま上映 映画3本、各地で公開 | 朝日新聞デジタル(2015/11/04) 記事を読んで、家族の苦闘が垣間見えて、朝から少し泣きそうになった。 うちの親だって可能…
フォー・ウエディングって「For Wedding」かと思ってた。「Four(4) Wedding」か~! 主演のヒュー・グラントがちょっとびっくりするくらい若くて、アンディ・マクダウェルは息をのむほど美しい。 この映画の中に流れる空気が今の時代とは全然違くて、それが…
イギリスを旅して、バッキンガムやウェストミンスター寺院をみてきたら、「英国王のスピーチ」をまた観たくなった。 改めて観てみると映像の美しさにびっくり。 絵になる風景が多いのか、それとも計算ずくで撮っているのか。とにかく美しいカットが多かった…
キルギスのことを知りたくて、本や映画を漁っている最近。 「あの娘と自転車に乗って」がキルギス映画と知ってから、あわてて探した。 地元のTSUTAYAにはなく、SHIBUYA THUTAYA で見つかって、いそいそと借りてきた。 実はこの作品、私が高校の頃に公開され…
サンドラ・ブロックだから観る! 最近日本ではみられなくなった、家族型のドタバタ恋愛コメディ。 久しぶりにこんな作品もいいね! 滞在許可を取得するために偽装結婚を企む上司と部下。 嘘に嘘を重ねてるうちに…という結末がすべて見えてしまう話なんだけど…
女の子が自転車に乗りたくて果敢に奮闘する映画かな~と呑気に思っていたけど、そんなヤワな作品じゃなかった…。 主人公ワジダの頑張りや、懸命さはもちろん、ワジダのお母さんの人生の転機や決断にも、強く心を動かされた作品だった。 必見。 ワジダは10歳…
宇宙が体感できる!3Dの真骨頂だ!という前評判を聞きつけて、わざわざIMAXシアターまで足を運んで観てきた。 楽しみにしてた3Dの感覚だったんだけど、自分はどうしても水中をダイビングする感覚とかぶってしまって宇宙は感じられなかった…。残念。 物語は随…