コーヒー3杯

紙の日記が苦手だから。

素数たちの孤独 | パオロ・ジョルダーノ (ハヤカワepiブック・プラネット)

読み始めたら止まらない、久しぶりにそんな本を読んだ。

素数たちの孤独(ハヤカワepiブック・プラネット)

素数たちの孤独(ハヤカワepiブック・プラネット)

反則技なんじゃないか、と思えるほどに登場人物たちにノックアウトされる。

みんながそれぞれの孤独を抱きしめて、今を生きる。

困難は、物語の冒頭からある。
でも、軽やかさと温かさがこの作品の根底にはあって、作品の中の彼らはほとんど涙を見せないのに、読んでいるこちらが気持ちを揺さぶられて泣きたくなる。

★5つ付けたって足らない。月まで付け足したいくらい。