街のあかり(2006年/フィンランド)
4年前に観たこの作品を再び。
「過去のない男」が観たいな、と思ったのに「街のあかり」を借りてきてしまったよ。
2度目のはずなのに話の筋をすっかり忘れてる。覚えていたのはラストのみ。
一言でいえば、警備員の男が女に引っかかって身を落としてゆく話。
単調な話なのに、面白いのはコイスティネンという男の魅力。
ヘルシンキの曇り空のもと、彼の運命も暗く転がり落ちていくのに、愚痴も言わず、淡々と運命を受け入れる。この無口な男、どうも希望を失わないらしい。鈍いのか、強いのか。
刑務所の中で唯一見せる笑顔がかわいらしい。
本当はもう少し光が差すと思ってた。でも、主人公がラスト握りかえす手が光といえば光かな。
- 出版社/メーカー: デイライト
- 発売日: 2007/12/21
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街のあかり
2006年/フィンランド
原題:LAITAKAUPUNGIN VALOT
監督・脚本:アキ・カウリスマキ
出演:ヤンネ・フーティアイネン、マリア・ヤンヴェンヘルミ、カティ・オウティネン