遅れてやってきた、2021年に見た映画まとめ
今年も記録しておく。昔のように1作品ごとの感想をブログに書かなくなったので、感想をまとめるプレッシャーからは解き放たれたけど、その反面、作品の内容を忘れやすくなった。何に心が震えたのか忘れることが増えた。メモすればいいのに、メモさえもう面倒くさい。
今年のベスト10を絞るのは難しいけど、もう一度見返したいと思う作品を挙げるとすれば次の4作品。
- フランシス・ハ(2014/アメリカ)
女の子の夢が終わりを迎えて別の形で始まる物語。人生に不器用にもがいてるフランシスは他人事ではなかった。彼女のラストの笑顔は本当に素敵。
- ブラック・クランズマン(2018/アメリカ)
黒人を扱った作品を見たいのであれば、「グリーンブック」ではなくこちらを見るべきという口コミを見かけてこの作品を見たんだけど、納得。
アダム・ドライバー演じるユダヤ人を間に入れて、黒人と白人の二項対立だけでなく多面的な人種差別を見せてくる構造が上手い。ぐいぐいと話を引っ張るエンタメ性を持ちながら、黒人がかつて受けたリンチの告白が差し込まれ、最後には現在進行形のニュース映像を出してくる。黒人と白人の対立は綺麗なストーリーにはまだ収まれない。
- 芳華-Youth-(2017/中国)
70年代に青春時代を贈った主役の二人の人生が友人である第三者によって語られる。印象的なシーンは沢山ある。でも圧倒的に忘れられないのはラストシーン。激動の社会変化の中で時流に乗り切れなかった二人の行き着いた先が尊すぎて。彼らの悲しみや苦しみは数えきれないけれど、彼らが手に入れたものは他のみんなが手に入れられなかったものだと思うから。
- ちょっと北朝鮮まで行ってくるけん(2021/日本)
この作品の感想は過去ポストに書いたので、省略。
今年見た映画リスト。以下50本。(★は劇場にて鑑賞)
- SHADOW/影武者(2018/中国)
- もらとりあむタマ子(2013/日本)
- 7番房の奇跡(2013/韓国)
- ハナ 奇跡の46日間(2012/韓国)
- 羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019/中国)★
- 猟奇的な彼女(2001/韓国)
- 怪しい彼女(2014/韓国)
- フランシス・ハ(2014/アメリカ)
- ミナリ(2021/アメリカ)★
- 新聞記者(2019/日本)
- 点対点(2014/香港)
- ビューティー・インサイド(2016/韓国)
- 少年(1969/日本)
- インスタント・ファミリー(2014/香港)
- これからの人生(2020/イタリア)
- 芳華-Youth-(2017/中国)
- ノマドランド(2021/アメリカ)★
- マルモイ ことばあつめ(2018/韓国)
- 長江 愛の詩(2016/中国)
- アキラ AKIRA(1988/日本)
- 国際市場で会いましょう(2015/韓国)
- マダム・イン・ニューヨーク(2014/インド)
- 国選弁護人ユン・ジンウォン(2015/韓国)
- イカとクジラ(2005/アメリカ)
- ハスラーズ(2019/アメリカ)
- スウィング・キッズ(2018/韓国)
- グッバイ・シングル(2016/韓国)
- 弁護人(2013/韓国)
- フェアウェル(2019/アメリカ)
- 1987、ある闘いの真実(2017/韓国)
- ちょっと北朝鮮まで行ってくるけん(2021/日本)★
- エターナル(2016/韓国)
- EXIT(2019/韓国)
- グリーンブック(2018/アメリカ)
- タチャ イカサマ師(2006/韓国)
- スキャンダル(2019/アメリカ・カナダ)
- ブラック・クランズマン(2018/アメリカ)
- リトル・フォレスト 春夏秋冬(2018/韓国)
- お嬢さん(2016/韓国)
- 完璧な他人(2018/韓国)
- 新感染 ファイナル・エクスプレス(2016/韓国)
- チャンシルさんには福が多いね(2019/韓国)
- ハイヒール(1991/スペイン)
- 22年目の記憶(2014/韓国)
- 汚れたミルク/あるセールスマンの告発(2014/インド・フランス・イギリス)
- パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021/イギリス・オーストラリア・アメリカ・カナダ・ニュージーランド)
- アイカ(2018/カザフスタン・ドイツ・ポーランド・ロシア・中国)★
- チャンス商会 初恋を探して(2015/韓国)
- はちどり(2018/韓国・アメリカ)
- 偶然と想像(2021/日本)★
列挙してみると圧倒的に韓国映画が多いな、、、。