コーヒー3杯

紙の日記が苦手だから。

日記(3/19 - 3/20)

3/19

去年韓国で買ったinnisfreeのハンドクリームがお気に入り。固すぎず油分多すぎず、ロクシタンとかニベアとかは何度買っても合わなかったのに、innisfreeのは私の肌にスッとなじむ。そろそろ切れそうだったので渋谷109に入ってるショップまで買いに行った。何年かぶり人生3度目くらいのマルキュー(もう誰もこんな風に呼ばないんだろうか)。相も変わらず顧客層は若くて30代後半となった私は完全に浮いてたけどちゃんとinnisfreeのハンドクリームは買えたよ。


3/20

今日は祝日。金曜祝日は久しぶり。
コロナの影響で3月のルミネ10%OFFはお休み。代わりに1,000円クーポンが配信されたので春に着れるLe MinorのカットソーをIENAで購入。
本屋に寄ったら4月から開講される語学講座のテキストが並んでた。待ってた。中国語のテキストをパラパラめくったけれど今日は購入せず。

学校(1993年/日本)

先日BSプレミアムでの放送があったので、久しぶりに本作品を見た。たぶん10年ぶりくらい。トータルで言えば、もう4,5回は見てるんだけど見るたびに違う感情が沸き上がる。

1993年公開作品なので撮影はたぶん1992年。まず飛び込んでくるのは、25年以上前の東京の風景で、「ああ、こんなに古かったんだなぁ」というのが私の今回見た感想。
もともと下町が舞台だから商店街のカットが多いんだけど、当時はチェーン店とか今より少ないから原色的な看板は少なくて、町の色が全体的に茶色っぽい。懐かしいというよりも、自分がその時代に存在してたことが信じられないくらい、もうすっかり忘れている風景だった。 個人的には映画の中の町並みのほうが好きだ。

登場人物やそれを演じた役者たちもよかった。「荻原聖人と裕木奈江がいいな」と思うのはいつものことなんだけど、今回は田中邦衛もいいと思った。演技が、っていうより存在が。今はもう田中邦衛が演じたイノさんみたいな役ってドラマにも映画にもいなくって(現実にはまだこんな人いるけど、エンタメの世界からどんどん不可視化されてる気がする)、田中邦衛みたいな役者の需要はもうほぼないのでは。
そういう意味で言うと、在日韓国人のオモニや残留孤児の張さんなどは、最近の映像作品には乗ってこないキャラクター。脳性麻痺を抱えたオサムもそう。少しステレオタイプな描かれ方をしているようにも見えたけど、夜間中学という舞台の特性もあって、登場人物たちのキャラクターに幅があった。

はじめて見たのはそれこそ公開当時の1993年で私はまだ小学生だったけれど、時を経て見返してみると、作品の本筋とは別の方向に自分の色んな思いが飛んでしまった。だいぶ遠くに来てしまった、という思いでこの作品を見ていた。


学校(予告)

学校

学校

それでも夜は明ける

アカデミー賞を受賞した2013年から、ずっと積読ならぬ積観してた作品。
NHKでたまたま放送があったので、HDDに録画してそれを見た。
いまやAmazonPrimeやNetflixでも見られるんだけど、動機づけになるきっかけみたいなものがないと、なかなか見ない。


結果として見てよかったと思うのだけど、後味はあまり良くない。
風と共に去りぬ」に登場する黒人奴隷なんて、ファンタジーだったんだろう、きっと。
彼らの残酷な現実がこれでもかと突きつけられる。
人間であるのに人間扱いされない彼らの境遇を見ていると、奴隷を扱う側だった白人たちにむしろ関心が行く。彼らに与える痛みを想像したことはなかったのか。
彼らの負った背中の傷跡は見るに堪えない。馬や牛にだって、あれほどの傷を負わせることはなかったろうに。

カンバーバッチやブラピが出ているのが救い。スター俳優が顔を見せると、フィクションだと気が付いてホッとする(実話だけど)。

二度見ることはないと思うし、後味もとても苦しいのだけれど、見る価値がある。アメリカの歴史の確かな一部を伝えてくれる作品だと思うから。

新しい年

帰国した2年前から私の新年は何となく10月から始まる。
手帳も10月に新しいモノに替える。だいたい10月はじまりの手帳って翌年の12月まで使えるけど、次の10月に新調する。
時間の捉え方が2年前の10月を起点に考える癖がついてるから、これはもうしばらくこのままじゃないかな。
今の仕事も2年後の9月に終わるから、また2年後の10月には強制的に新しい年になる。ちょうどいい。

グッド・ワイフ シーズン7

先週やっとグッド・ワイフを完走した。半年かかった。
シーズン7にもなると、アリシアのロマンスと事務所の内紛はもう完全にテンプレ化。
ダイアンやケイリ―が活躍する場面はぐっと減って、ウィルもカリンダもいない。
アリシアは強さよりも狡猾さの方が目に余るようになった。
そんな状況に辟易しながらも、最後まで見続けられたのは一定の質を落とさない脚本と構成の力による。

最後はこの長い物語のスタートさせた張本人ピーターの新たな疑惑によって、みんなが疑心暗鬼に陥り、これまで築き上げてきたアリシアの人間関係が連鎖的に崩れていくのが見事だった。ピーターのスキャンダルによってこれまでの生活を失う一方、結果的に弁護士として華やかなキャリアを手に入れたアリシアだったけれど、最後にはピーターによってまた全てを失う。大いなる皮肉だけれど、すべてが±0となって、見てるこちらとしてはホッとした。
ピーターだけでなく、アリシアの無意識な欲の強さに、だいぶ前から私はついて行けてなかった。
シーズン1からずっと出世欲の強かったケイリ―が、最後には弁護士のキャリアを捨てた。彼女とは対照的な道を選んだ彼に、私はむしろ共感する。


長い長い物語が終わったけれど、Amazonで本作のスピンオフ作品「グッド・ファイト」が配信されているので、そちらも見ねばなるまい。
私の大好きなダイアンが主役だし。シーズン7で大好きだったルッカもいるし。

グッド・ワイフ シーズン6

3月あたりから見始めた「グッド・ワイフ」。
知っている人にとっては今さら……というチョイスだけど、ハマるまでに時間はかからなかった。家で暇を見つけてはエピソードを消化している。休みを一日潰した日もあったくらい。どうしたんだ私、と思わなくもないけど面白いんだから仕方ない。

ただ、1シーズン24話で1話が43分とかあると中々見終えるには時間がかかる。私は今やっとシーズン6の半ばくらい。シーズン7で完結だからもう少し。いつ見終えるかなぁ。

私が好きなのは、ダイアンとカリンダ。潔くて強くてカッコよくて。女性が憧れる女性。視聴者の多くはきっと二人のことが好きだと思う。この二人はぶれない。
一方主役のアリシアは、シーズン6にもなるとシーズン1とはもはや別人。彼女が追いかけてるのは何なのか、今の私にはわからない。このままエンディングまで突っ走るんだろう。

去年見てた「シカゴ・メッド」の役者陣がチョイ役で時々登場するのも楽しみ。シーズン7まで何とか辿りついて、早くこの物語の終わりをみたい。