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コーヒー3杯

紙の日記が苦手だから。

今年読んだ本ベスト3

今年は例年よりも沢山本を読めた。ここに記してない本もあるので、それも含めてまとめてみたい。
去年までこんなことしなかったけど、ここの記録が増えるにつれて、どんどん一つ一つの記憶が薄くなってるので、とりあえず今年分をまとめて総括したくなった。

---ベスト1--- 放浪記(林芙美子

今年のベスト1は文句なくこれ。

放浪記 (新潮文庫)

放浪記 (新潮文庫)

林芙美子」とか「放浪記」とか単語聞いただけで何となく辛気臭い(すみません)イメージが先行して手に取んなかったんだけど、何となく気が向いて手を伸ばしたのが運のつき。はじめの数行読んだだけで久しぶりに活字の虜になってしまった。
芙美子の境遇に暗澹するけれど、それでもカラッとした芙美子の気質と文章に魅せられた。

感想は過去に書いた。再読したいけど今は無理かな。気持ちが暗闇にひっぱられそう。もう少し明るい季節になったら、また手に取りたい。



---ベスト2--- 高慢と偏見ジェイン・オースティン

ベスト2はつい一週間くらい前に読み終えた「高慢と偏見」。

高慢と偏見 上 (ちくま文庫 お 42-1)

高慢と偏見 上 (ちくま文庫 お 42-1)

高慢と偏見(下) (ちくま文庫)

高慢と偏見(下) (ちくま文庫)


上下巻あるけど、政治も戦争も出てこないので中身はそんなに重くない。二日で読み終えた。それほどのめり込んで読んだとも言える。
久しぶりに王道の、でもちょっと骨のあるラブ・ストーリーを読んだ感じ。結婚や周囲の人間に対して、えらい冷めているところのある主人公エリザベスの恋路がとにかく気になってしまったのだった。

これも感想はすでに書いた。


コリン・ファースがダーシー役を演じたBBCドラマ版を見たい。YouTubeでも見たけど、字幕or吹き替えで見たい……。

高慢と偏見[Blu-Ray]

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---ベスト3--- 秋葉原殺人事件 加藤智大の軌跡(中島岳志

ベスト3はこの本。実は刊行されたときから、ずっと読みたかったんだけど機会がなくて。今年ふと思い立って買って読んだ。

読み心地は軽いんだけど、中身は鉛よりも重い。気持ちが深く沈む。
加藤は私と同い年。酒鬼薔薇とも一緒。彼のこれまでの人生を追ったこのルポが私の人生とも重なって、どこかで彼を止められなかったのかと自問した。
うまくカーブをきれそうな瞬間も確かにあったのに、その時々のタイミングや自身の勘違いでギアを完全に別の方向に入れてしまった皮肉。加藤を赦そうとは思わないけれど、彼の拠り所のなさ、たびたびリセットを繰り返す不安定さは、理解できる。本を読みながら、思わず彼への共感が生まれてしまって、ただただ心が重くなった。

この本を読んだ後も加藤のことをネットで検索してしまったた。そして弟が最近自殺した記事を読んで、この本を読んで背負った私の闇が更にまた深くなった。それでも今まで知らなかった、知りたかったことが書かれていて、私はこの本を読んでよかったと思った。
感想を残そうと思ってたけど、この本は書けなかった。



---次点--- パイロットの妻(アニータ・シュリーヴ)

これも比較的最近読んだ本。

パイロットの妻 (新潮クレスト・ブックス)

パイロットの妻 (新潮クレスト・ブックス)

どこか甘ったるい前半を抜けた後、中盤以降のどんどんスリリングに展開していく疾走感がすごい。
キャサリンがあらゆる衝撃を乗り超えて、独り立ちしていく過程に、同性としてぐっと来た。映画になればいいのに、なってもいいのに、と思うけど飛行機の墜落とかテロとか、スポンサーのことを考えると題材がセンシティブ過ぎて、そもそも映画の版権が通らないかも。

感想は以下。



今年読んだ本一覧

ここに感想を書いたのもあるし、書いてないのもある。
計22冊読んだから、平均1か月に2冊のペースかな。

グッド・バイ (新潮文庫)

グッド・バイ (新潮文庫)

黄金の夢の歌 (100周年書き下ろし)

黄金の夢の歌 (100周年書き下ろし)

和菓子のアン (光文社文庫)

和菓子のアン (光文社文庫)

神の棄てた裸体―イスラームの夜を歩く (新潮文庫)

神の棄てた裸体―イスラームの夜を歩く (新潮文庫)

吉本ばなな自選選集〈3〉Deathデス

吉本ばなな自選選集〈3〉Deathデス

夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)

夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)

百年の旅人たち (新潮文庫)

百年の旅人たち (新潮文庫)

横道世之介 (文春文庫)

横道世之介 (文春文庫)

草原の記 (新潮文庫)

草原の記 (新潮文庫)

遺失物管理所 (新潮クレスト・ブックス)

遺失物管理所 (新潮クレスト・ブックス)

夏子の冒険 (角川文庫 緑 212-6)

夏子の冒険 (角川文庫 緑 212-6)

きょうのできごと (河出文庫)

きょうのできごと (河出文庫)

カブールの燕たち (ハヤカワepi ブック・プラネット)

カブールの燕たち (ハヤカワepi ブック・プラネット)

ウォール街の物理学者

ウォール街の物理学者

風と共に去りぬ (1) (新潮文庫)

風と共に去りぬ (1) (新潮文庫)

風と共に去りぬ」は今2巻を読んでるところ。