横浜トリエンナーレ 2011
「横浜トリエンナーレ2011」に行ってきた。 横浜に住み続けて10年(途中断絶3年)。
横浜トリエンナーレが何たるものかわからず、実は一度も行ったことがなかった私。 トリエンナーレって言葉が全然ぴんとこなかったのかも。
トリエンナーレ
トリエンナーレ(伊:Triennale, 英:Triennial)とは、3年に一度開かれる国際美術展覧会のことである。
出展:ウィキペディア
メイン会場は、横浜美術館、日本郵船海岸通倉庫、ヨコハマ創造都市センター。特別連携プログラムも合わせると、新港ピア、黄金町エリアなんかもだね。
チケットは当日券を購入。施設ごとに日付が刻印されるので、一日で全施設を回る必要がないところは優しい仕組みになってるみたい。 私は、「日本郵船海岸通倉庫」からまず廻った。
日本郵船海岸通倉庫
ここで私が興奮したのは、クリスチャン・マークレー 『The Clock』。
前情報でこのプログラムがあるのは知っていたけれど、本当にすごい。現実の時間とリンクする形で、さまざまな映画のいまの時間を表している場面がつなぎ合わされている24時間。作品の発想もさることながら、その制作過程に思いをはせるだけで途方に暮れる。
この作品が面白いと思うのは、ただ時計や時間の表記を追いかけているわけでなく、シーンが関連性を持ってつなげられていること。
例えば食卓の場面があれば食卓の時計シーンが、駅のプラットフォームが現れれば、駅に関連するその時間の場面をおさめた映画のカットたちが登場する。
とても計算されていて、その映画カット自体は1分程度なのだけれど、連続した続きの24時間の一部を見ているような錯覚に陥る。この不思議!
(インタビューを見つけた)
あと、もう一つ「五番目の壁」(だったかな…)がよかった。
入り口からは見えない壁、がある。見る角度によって壁が出現したり消えたり…。見方って面白い。
新港ピア
ざっくばらんに沢山のブースがあって、自由にみていーよっていう雰囲気。
未来郵便局とかおもしろそうだったけど、担当者不在だった…。
なぜか「こえび隊」ブースを発見。
6月に香川・豊島で買えなかったオリーブソーダがあったんだけど250円の価格に挫折。旅先ならどんと出せるのよね。
黄金町バザール
このあたりで太陽に敗北してて、お疲れだった。
無料シャトルバスにのって日の出町駅で降り、まず案内されるのは「竜宮美術旅館」。ここでチケットをパスポートに引き換える。
もとは旅館だったのを、cafeに改装したみたい。
ここら辺は自由なエリア鑑賞になるので、地図を手にぶらぶら歩きます。
といっても、もう元気がなかった私。ちらちらと日の出スタジオを覗いて、本日のトリエンナーレを終了したのでした。
横浜美術館はまた後日行く予定。