ラフマニノフ ある愛の調べ(2007年/ロシア)
ラフマニノフの史実に基づきつつ創作も含まれた、1880年代〜1920年代をざくっと描いた作品。
ラフマニノフの基本知識があったほうが、物語は理解できるんだろうな。
私は残念ながら持ち合わせなかった。
彼の妻となるナターシャが、この作品の裏の主人公と言える。
ラフマニノフの周りにあと二人女性は登場するけれど、あまり深い描写はなし。私から言わせれば、ある一時期に通り過ぎただけ。
映画の描きたかった焦点が、ラフマニノフの苦悩なのか、女性関係なのかがはっきりしなくて(どちらも描きたければ、もっとしっかり伏線も描かないと)、時間軸も飛び飛びでエピソードが展開する為、さらにテーマがぼやけるという…。
それでも!
最後のラフマニノフがライラックを見つける件はやっぱりちょっと感動的。あの場面でやっと彼の笑顔が見れて、ナターシャも笑顔になる。
光のさす、明るいラスト。
ナターシャを見てると、ジョディ・フォスターを思い出す。
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ラフマニノフ ある愛の調べ
2007年/ロシア
原題:Ветка сирени
監督:パーヴェル・ルンギン
出演:エフゲニー・ツィガノフ、ヴィクトリア・トルストガノヴァ