ローラーガールズ・ダイアリー(2009年/アメリカ)
今いるここは、本当の私の世界じゃない。
自分の居場所を自分で見つけようとしている女の子の、キラキラが瞬いてる映画。
ドリュー・バリモアの看板は必要ないかも。
ブリスが足をつっこんだローラーゲームは、年齢制限22歳からの大人の世界。
万年最下位の弱小チームに所属し、彼女は今まで自分が出会わなかった人たちと出会い、いろんな経験を重ねていく。
ローラーゲームの魅力が正直私にはわかりかねたんだけど、そんなことはどうでもいい。
母親との確執や、初めての恋、ローラーゲームの試合、親友との喧嘩。
ブリスの躓きやときめきがみずみずしくて、心地よい青春ドラマとなっている。
特にこの映画を支えていると思うのは、主人公ブリスの魅力だと思う。
ふてくされたり、はしゃいだり、皮肉もウェットが効いていて、本当チャーミング。
キャラクター描写がうまくて、多分この映画を観てる人はみんなブリスの味方になるはず。
ブリスに加えて、彼女の親友のパシュも見逃せない。
姉御肌で賢く、陽気。ブリスよりも大人びて見えるけれど、ヘマもする。
ブリスとパシュが喧嘩したり、仲直りするエピソードも全部いい。
女の子二人が、映画のはじまりと終わりで、違う表情を見せているのが印象的だった。
ガールズ・ビー・アンビシャス!だね。
田舎町での女の子の成長物語は世界中で語りつくされた物語だけれど、いつでも、いくつでも物語は生まれるものだな。
敵方チームの「アイアン・メイビン」は何とびっくり、ジュリエット・ルイス!
久しぶりだし、昔のクールでボーイッシュな魅力とはまた違った雰囲気。
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2010/12/15
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ローラーガールズ・ダイアリー
2009年/アメリカ
原題:Whip It
監督:ドリュー・バリモア
出演:エレン・ペイジ、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ドリュー・バリモア、ジュリエット・ルイス