コーヒー3杯

紙の日記が苦手だから。

あさが来た

リアルタイムで見れないからスルーしてた「あさが来た」なんだけど、Twitterなどで「名作」って言われてるの見て、ちょっと興味そそられてた。
YouTubeで探したらあったから、一か月分一気見してしまった……。

最近の朝ドラは昔と違ってポンポン展開してくけど、今回の「あさが来た」は私的にトップレベルのスピード。 あっという間に色んなエピソードや時間が過ぎ去っていくので、「あれれれれ」と思いながら、置いてかれないようにしがみついて見た。
話は面白いし、印象的な場面も所々あるんだけど、スピードに引っ張られて、エピソードそれぞれにはあまり深みはない感じ。 朝ドラらしく、破たんしてもあっという間に綺麗に丸く収まって、また次の展開へするすると進んでいく感じ。
健全だけど少し物足りない、というのが私の本音。
でも、不思議と次回への期待があって、ついつい見てしまう。
あさとはつが主人公のようだけど、私は新次郎と惣兵衛が面白い。新次郎という男がこれからどうやってあさを支えていくのかが気になる。
欲を言えば、新次郎って男はもっと曲者であってほしいんだけど。惣兵衛もこれからどんな道を歩んでいくのか、見ていきたい。

時代や雰囲気はだいぶ違うけど、主人公の気性とか音楽から私は「カーネーション」を思い出した。
登場人物たち一人一人に充てられたドラマとかエピソードひとつひとつの濃密さは「カーネーション」に軍配が上がる。でも「カーネーション」は時代が現代になってから一気に興ざめしたので、「あさが来た」には是非このままのテンションを保ってもらいたい。

それにしても、何で朝ドラの主人公って大概カマトトっぽいっていうか、男に基本興味ありません的な女ばっかりなんだろう。