コーヒー3杯

紙の日記が苦手だから。

最近見終えたドラマ4本

保健教師 アン・ウニョン

f:id:towaco:20211124180710j:plain チョン・ユミとナム・ジュヒョク主演だから見た。
全体的に理解できたか?と問われれば、正直よくわかんなかった。 たぶん原作を読むべきなんだと思う。
クジラが空飛ぶ画とかは良かったです。

ウンジュの部屋

f:id:towaco:20211124180929p:plain こちらはさして期待もしていなかったのに大変に良かった。
各カットがとても良くて、画面を見ているだけで至福。
韓国ドラマはカメラ切り替えが頻繁なのが多いので時々とても疲れるのだけど、このドラマは落ち着いて洗練されたカット運びが素晴らしい。
あと、ドラマ全体のキーカラーがオレンジなんだけど、画面の至るところにオレンジのアイテム(ファッションや家具小物など)が散りばめられてた。照明カラーもオレンジ。オレンジの配色はすごく暖かな気分にしてくれる。
このドラマは美的センスに優れた人たちが集合して、ドラマの画を作ってる。
あと、みんなのファッションも可愛かった。スタイリストさん、Good Job。

自暴自棄になっていたウンジュが自分の好きなこと(DIY)を極めながら、自分の心を安定させていくプロセスに共感。ウンジュのお金はどうなってるのかな?とか思っちゃったけど気にしないよ。特にドラマで描写はなかったけど、セリフを見てると全くの無職ではなくバイトはしてたんだよね?
恋愛はあってもなくても良かったよ、ていうかなくて良かったよ派なんだけど、このドラマの雰囲気が好きになってしまったのでOK。 ドラマの最後に役者が出演するDIYコーナーとかもあって、ゆるゆるな感じに癒された。
U-NEXTで見れる。

メイドの手帖

f:id:towaco:20211124181559j:plain 全10話を一気に見た。
この物語は日本でも、そして世界中のどこにでも存在する。

アレックスが夫から逃れることも大変だし、住居や仕事を見つけることも大変。社会保障を受けるのも大変。娘を引き取り、幼稚園に入れることも。同じく苦境に立たされている自分の母を支えることも。
すでに足りないものが多くあるのに、それらを手に入れ、安定的に供給するために非常に強力なタフさが要求される。しんどすぎる。 女性がどこかで一歩でも踏み外すと待っている落とし穴。
それでも、とにかく目の前のミッションを乗り越えようと果敢に奮闘するアレックスはすごい。ときに愚かさも見せるけど、この荒波の中で彼女だって甘えたり、夢みたいときはある。

印象的なのは、女性同士の連帯。 社会階級や個々人の事情が違っても、女性同士が共感してお互いを支え合うシーンがいくつも出てくる。彼女たちは連帯しながら、自分たちの人生に立ち向かう。

アレックスの母親役を演じているアンディ・マクダウェル。私にとっては「フォー・ウェディング」のキャリー。相変わらずトリッキーな役だな、と思ったことは秘密。
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ミスター・サンシャイン

f:id:towaco:20180916194921j:plain 24話を半年くらいかけて見た。
私には序盤から設定が難しくて、ストーリーがようやく理解できるようになったのは15話くらいから。それまでは正直苦しかった……。
でもトータル的に見て面白いドラマだったし、挫折せずに見れてよかった。

映像や音楽、衣装、そして役者に至るまで豪華絢爛でそれだけで見る価値あり。ただ、物語の語り口がちょっと微妙かな。
事件やイベントが起こったときの事象を劇画的に、情感たっぷりに映すのだけれど、そこに至るプロセスがぶった切られたストーリー展開が多くて、時々何を見てるのかよくわからなくなる。これは歴史を知っていれば解決する話ではなくて、監督や脚本家がそう描きたいのだと思う。悠長に描かれるシーンと省略されたシーン(描かれなかったシーンと言い換えてもいい)の落差が激しくて、その隙間を個人で埋めることは私に難しかった。
その間を上手く繋げてくれていれば、とても良い作品になったはず。

あとはこれだけ豪華に作っているのに、下関と東京が混同された扱いになっていたりして、そこも残念だった。他の設定も間違えているんじゃないかとうがってしまう。下関と東京の距離感は少し調べればわかったはず。
時代は韓国併合の少し前のあたり。日本が朝鮮で何をしたのか、理解することができるドラマになっているので、細かい設定の間違いは命取りになってしまう。

他の人も言及しているけど、イ・ビョンホンとキム・テリのカップルはちょっと年齢差が辛かったな。ユジンはイ・ビョンホンが適役だし、エシンも芯のあるキム・テリが適役。恋愛にさせず、友情関係にすればよかったのでは、、、。
個人的に猟師を演じたチェ・ムソン、エシンのお世話をするハマン宅役のイ・ジョンウンと行廊アボム役のシン・ジョングンが良かったです。特に、チェ・ムソンはこの情感たっぷりなドラマの中で、大きな感情のふり幅を見せない朴訥とした演技をしていて、岩山のような特異な存在感を放っていました。
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