コーヒー3杯

紙の日記が苦手だから。

映画魂

チャイナ・シンドローム(1979年/アメリカ)

赤毛と水色の目元がすごいインパクトのジェーン・フォンダ。 マイケル・ダグラスは若い! 隠ぺいされた原発事故の真実を世に明るみにしようとするテレビクルー、キャスター、原発所主任。新しい原発を建設しようとしている建設会社は何としても、それを阻止…

リービング・ラスベガス(1995年/アメリカ)

アルコール依存症の男と娼婦のラブストーリー。 有名だけど初見。 はじまりから既にアルコールに飲まれてる男。希望が見えん。 痛々しい。ラスベガスという街がまた儚い。 しんどい時にみると、映画に引っ張り込まれてしまいそうな作品。 気になるのは、娼婦…

プリティ・ブライド(1999年/アメリカ)

観終わった後にすさまじい虚脱感。 久々に味わうこの感覚。 すごいです。世界歴代の駄作トップ10に堂々ランクインするのではないでしょうか。 「逃げる花嫁」の設定がぶっ飛び過ぎて全然共感できない…。 途中からジュリア・ロバーツが死ぬほどめんどくさくな…

しあわせの雨傘(2010年/フランス)

舞台は1977年。 社長夫人でセレブ主婦だったはずのスザンヌが、気が付けば社長代理となり傾いた工場を立て直してゆく。 家族、旦那の愛人、元恋人を味方につけて、しなやかに事を進めていく手腕が鮮やか。 ごろごろと転がるような茶番劇の果てに到達するスザ…

迷子の警察音楽隊(2007年/イスラエル・フランス)

観た後、静かな余韻と感動が広がる快作。すばらしい。 今も思い出して嬉しくなっちゃうくらい。 国の違いによる政治的な対立や言葉の違いを、話の中に部品としても見せはしない。 この作品が描こうとしているのは、ひとの間に通じる思いやり、気持ちの交わり…

ザ・ホークス~ハワード・ヒューズを売った男~(2006年/アメリカ)

「ウソから出た真」という言葉があるけれど、この映画はウソがウソを超えてウソに飲み込まれる物語。 ひとことで言えば大ぼら吹きの話。でも実話。 ハワード・ヒューズ、という人は初めて知った。 ハワードから送られてくる書類までは現実か。それともすでに…

シルビアのいる街で(2007年/スペイン・フランス)

ストラスブールの街を、男が女を探して歩く。 白い夏の光が差す街の中を、赤のアクセントが効いている。 先を歩く女の服は赤、後をつける男のかばんも赤(このかばんが超かわいい)。 おじさんの引くキャリーバックや、女性の口紅、少年の持つ花の色。あちこ…

雨に唄えば(1952年/アメリカ)

名作をまた一本観た。 映画がサイレントからトーキーへ変わる時代、役者の求められるものにも変化があったことがこの作品から知れる。 声色。演技力。顔だけではダメな時代が始まった瞬間。 「雨に唄えば」に限った話じゃないけれど、この時代の作品は映画の…

トランスアメリカ(2004年/アメリカ)

NYからLAへ、アメリカならではのロードムービー。 しぶしぶ息子をNYへ迎えに行くくだりは何か強引なんだけど、そっから先が面白い。 LAへ帰る旅ではなく、気づけば互いを知る旅、父は自身の見た目の性からの決別の旅となる。 主演のフェリシティ・ハフマンが…

クラッシュ(2004年/アメリカ)

舞台はLA。LAで暮らす人々の民族・人種差別、憎悪、偏見を描いた群像劇。 多民族国家アメリカが抱える問題点を、音楽に乗せて少々ロマンチックに描いた感じ。 9.11後、の影響も少なからずあるのかな。 エピソードはそれぞれきれいにまとまって、連なりも破綻…

綴り字のシーズン(2005年/アメリカ)

ほんわかファミリー映画かと思ってたら、まさかの家族崩壊が待っていたとは。 スペル・コンテストなるものを初めて知る。 日本で言うと何だろう?形態はだいぶ違うけど、漢検?? ストーリーは単純なんだけど、ところどころわかりづらい。 ジュリエット・ビ…

ネットワーク(1976年/アメリカ)

テレビの視聴率に振り回される、テレビマン達の悲劇。もしくはブラックジョーク。 テレビ、というよりテレビを囲む人たちが化け物。 狂気と紙一重なのだけれど、すごく面白い。 自分は女だからか、紅一点のダイアナばっかり追いかけちゃった。 ダイアナは始…

背徳の囁き(1990年/アメリカ)

警官 対 警官。種別としてはサスペンス。 ぐんぐん展開に引き込まれる。面白い。 リチャード・ギアはやっぱり悪役が良い。 背徳の囁き [DVD]出版社/メーカー: パラマウント ジャパン発売日: 2005/03/25メディア: DVD クリック: 5回この商品を含むブログ (9件…

ラフマニノフ ある愛の調べ(2007年/ロシア)

ラフマニノフの史実に基づきつつ創作も含まれた、1880年代〜1920年代をざくっと描いた作品。 ラフマニノフの基本知識があったほうが、物語は理解できるんだろうな。 私は残念ながら持ち合わせなかった。 彼の妻となるナターシャが、この作品の裏の主人公と言…

コットンクラブ(1984年/アメリカ)

舞台は1920年代後半より1930年代前半、ニューヨークのハーレム。 主人公はギャングたちの抗争に巻き込まれ、ギャングの女ヴェラと恋して、気が付けばハリウッドの新星になる。 同時進行で、黒人タップダンサーがスターへと昇り詰める過程も描く。 コットン・…

卒業(1967年/アメリカ)

名作、名作と言われて未見でした。 カメラワークが素晴らしく一つ一つのカットを追っかけてるだけで楽しい。 影が濃くて画面から映画ならではの湿度がにじみ出てる。 映画の匂い、映画の空気が漂う。画面を見てるだけで嬉しい。 が、しかし脚本がいただけな…

ミスター・グッドバーを探して(1977年/アメリカ)

ダイアン・キートン、聞いたことある名前だと思ったらウディ・アレンのパートナーか。 リチャード・ギアは、意外とはまり役と思った。 カトリックの厳格な家庭に育った女性教師テレサの、自立の物語と私はとらえたのだけれど。 自分探し、とは書きたくない。…

Shall we ダンス?(1996年/日本)

本家をBSプレミアムでやっていた。 アメリカ版と少々雰囲気が違う。 共感度で言えば断然こちらに軍配が上がる。 1995年作品なので出演者のファッションやら見た目が多少古臭いものの、ストーリーには全然違和感なし。 わざとらしくなく、でもほんの少しのフ…

戦場にかける橋(1957年/アメリカ)

仕事がひと段落したので、早めに帰宅し映画を。 タイトルそのままに、戦場にかける橋をめぐるお話。 もう50年以上前の映画だけれど、観ていて一番に思うことは映画の中に流れる時間がとても豊かだということ。 映画の中を流れるスピードは最近のものとあまり…

グーグーだって猫である(2008年/日本)

吉祥寺と猫の映画。 漂う映画ね。 原作マンガを読んでいないから何とも言えないけど、久しぶりに90分み終わって「なんだったんだー!」と叫びたくなる作品だった。 グーグーだって猫である Blu-ray スペシャル・エディション出版社/メーカー: TCエンタテイン…

クレイマー、クレイマー (1979年/アメリカ)

主演ダスティン・ホフマン。奥さんはメリル・ストリープ。 メリル・ストリープが若くて、声も高くてかわいらしくて…! 家庭を顧みない旦那に愛想をつかした妻が、子供を置いて家を出る。 そして一年半後、子どもの親権をめぐる裁判が始まる。 女性としての自…

フランス・ドキュメンタリー

「ドキュメンタリー・フォーカス02」が今週末より始まる。 現代のフランスドキュメンタリー映画を展望できる、5作品が上映されるみたい。 上映場所は横浜のミニシアター!「シネマ・ジャック&ベティ」! 私がどうしても観たいのは、「ふたりのヌーヴェルヴ…

シカゴ(2002年/アメリカ)

昔に見てるんだけど、その時の記憶は「すごく面白い!」。 今回の感想は「・・・・」。 こちらも舞台はシカゴ、時代は1920年代。 ミュージカル映画としての作りは素晴らしい。でも、どうしても誰にも気持ちがつながらない。 舞台効果や装飾のきらびやかさが…

Shall we dance? (2004年/アメリカ)

2004年。そんなに昔の映画じゃないと思ってたけど、もう7年も前の作品。 日本版を見ていない私にとっては、とても新鮮に見られた。 舞台はシカゴ。シカゴの街並みは本当に素敵。大好き。 トムがどんどんダンスにハマっていく様がいい!会社のほかに世界を見…

キングの報酬(1986年/アメリカ)

リチャード・ギア演じる選挙請負エージェントが、裏で策略がうごめく候補者の選挙を請け負うことになる。 この映画は選挙を扱っているだけで、政治ドラマじゃない。 だからメインは選挙請負人同士の戦い、選挙にうごめく人間たちの戦い。 口ひげを蓄え、せわ…

プリティ・ウーマン(1990年/アメリカ)

永遠の黄金作品と言われてもいいような作品を今更みる。 何でこんなに有名になったのか、すぐにわかった。 ぐいぐい自分もこの作品にひっぱられて、のめり込むように見てしまう。 何なんだ!このシンデレラ・ストーリーは! プリティ・ウーマン [Blu-ray]出…

真実の行方(1996年/アメリカ)

刑事ものではなく、裁判もの。有罪か無罪か、ではなく勝訴か敗訴かの闘い。 オープニングの空撮で、舞台がシカゴだと分かった。 マフィア絡みの土地取引、司教の背徳や公判のやり取り、色々と要素がるのだけれど、私の頭では完全に整理はできず。 今回はリチ…

L.A.コンフィデンシャル(1997年/アメリカ)

ラッセル・クロウとケビン・スペイシーの見分け方がわからなかった私。始めはどっちがどっちなのやら・・・。 有名な作品だったので名前は知っていたのだけれど、1950年代のLAが舞台だったとは。 スパスパと話が進むので付いていくのに必死。追いついたと思…

異人たちとの夏(1988年/日本)

7月に録画していた作品。1988年作品。 いやに舞台じみたセリフ回しが気になる脚本。 それをさらりと演じ(ているように見え)る永島敏行や秋吉久美子、名取裕子と比べると、セリフの勢いに忠実に演じている風間杜夫が浮いている。 80年代の風景がところどこ…

ミリキタニの猫(2006年/アメリカ)

映画ももっぱらテレビ録画のばっかりさ。 「ミリキタニの猫」。初見、2006年作品。 NYの日系人ホームレス画家、ミリキタニ。日中はひたらすボールペンで猫を描く。 撮影しているのは女性映画監督。 9.11後のNYが混乱に陥る中、この監督の家での居候生活が始…